市川市塩浜市民体育館「障がい者軽スポーツ教室」でボッチャ体験!

地域の問題

はじめに


市川市塩浜市民体育館で行われた「障がい者軽スポーツ教室」。
体育館に入ると、笑顔で体を動かす参加者の姿がありました。
この日は約1時間程度、ストレッチから始まり、ボッチャ、そしてフライングディスク、風船バレーなどを楽しむ内容。障がいの有無に関係なく、誰もが気軽に参加できる雰囲気に包まれていました。

市川市のホームページはこちら
https://www.city.ichikawa.lg.jp/pub05/1511000004.html
私は予約をせずに訪問しましたが快く参加させてくれました。

体験の様子

最初は椅子に座りながらの軽いストレッチ。体をゆっくり回しながら、和やかにスタートしました。
体力がない方でも大丈夫なよう配慮されているのがわかります。
参加されている方を見ているとお互い声を掛け合っていて顔見知りのような様子です。

続くボッチャでは、赤と青のボールがコートを転がり、白いジャックボールに近づけようとみんなが真剣な表情です。

自分でも体験させていただきましたがこれがなかなかに難しい、思ったところにボールが転がってくれずでした。ボールを投げ終わった後の全体の配置も考えながらになるので頭も使うとても楽しいスポーツでした。

しばらくやっているとやや汗ばんできます。疲れてしまって座り込んでいる方もいました。

その後はフライングディスク。輪っかをくぐらせるゲームでは、スタッフの「ナイススロー!」の声に、参加者も自然と笑顔に。

最後は風船を使ったバレー。私はこの後、仕事がありここで失礼しました。

参加者の声(主催者さん、同行されたご両親から)

会場では市役所の方が2人、その他の方はスポーツ推進委員の方々でした。
障がいのある方へスポーツを経験してもらうことを目的にというよりは
軽スポーツ自体を広める活動であると仰っていました。

また参加者の親御さんがもいらしたのでお話をお聞きしました。
みんな知り合いの様ですけど、集まってきたのですかという質問には
「元々、支援学校の同級生同士でたまたまここで再開した」とのこと。
スポーツ教室が図らずともプチ同窓会になっており、運動を目的+交流の場にもなっていました。
「(子どもが)スポーツをする機会が少なくて、体力がないのでこういった場があるのはありがたい、これからも参加したい」とも仰っていました。
確かに疲れて座り込んでいる方もいらしたので、体力にも差が出てしまうのだなと感じました。

データで見る背景

日本には現在、*およそ1160万人(全人口の約9.2%に相当)*の障がい者がいます(内閣府の調査)。つまり、11人に1人が何らかの障がいを抱えて生活している計算になります。
さらにスポーツを楽しむ機会となるとまだ大きな差があります。
スポーツ庁の調査によると、障がい者の週1回以上のスポーツ実施率は32.5%。一般の57.4%と比べると、まだ半分ほどに留まっています。さらに「運動・スポーツをしたいけれどできない」と答えた人が*28.7%*に上り、その理由として「移動手段の確保が難しい」「一緒に活動できる仲間がいない」「対応施設が近くにない」など、環境的・心理的なハードルが数多く挙げられています(スポーツ庁「障がい児・者のスポーツライフ調査」)。こうしたデータを見てもわかるように、“やりたくてもできない人がいる”という現実は、まだまだ私たちの身近なところにあります。

障害者の運動・スポーツの実施率について

CSR・企業協賛の意義

東京2020オリンピック、パラリンピックは記憶に新しいことでしょう。
日本での開催により(パラ)スポーツへの関心が一気に高まりました。
競技人口はこの数年で急増し、ボッチャは全国の学校や福祉施設、企業の研修プログラムなどにも取り入れられています。
特に注目されているのは、「障がい者のためのスポーツ」ではなく、“誰もが一緒に楽しめる共生のスポーツ”としての側面です。

多くの自治体や教育現場が、パラスポーツを通じてインクルーシブ教育や地域交流を促進するようになり、
地域イベントとしての体験会や、ボランティアによるサポートの輪も広がっています。
こうした動きは、単なるスポーツ振興ではなく、人と人をつなぐ社会づくりの手段として進化しているのです。

企業の関わりも年々活発になっています。
東京2020大会では、民間企業からの協賛額が30億ドルを超え、史上最高規模に達しました(大会組織委員会報告書)。
特に、パラスポーツ分野への支援を通じて「ダイバーシティ&インクルージョン」や「社会的責任(CSR)」を具体化する企業が増えています。

たとえば、社員がボッチャを体験する社内イベントを開催したり、障がい者雇用の啓発研修に取り入れたりする事例もあります。
単なる寄付や協賛にとどまらず、「体験を通して理解を深めるCSR」へと進化しているのです。

パラスポーツを支援することは、
企業にとって「社会に優しい存在である」ことを示すだけでなく、
従業員一人ひとりが“多様な他者を尊重するマインド”を育むきっかけにもなります。

その意味で、ボッチャのようなインクルーシブスポーツは、
企業と地域、そして市民をつなぐ“共感のハブ”としての力を持っています。

SDGsとの関連

「障がい者軽スポーツ教室」は以下のSDGs目標にも直結しています。

  • 目標3:すべての人に健康と福祉を
  • 目標10:人や国の不平等をなくそう
  • 目標11:住み続けられるまちづくりを

まとめ:関心を寄せることから始めよう

社会の中で障がいを持つ人は決して少数ではありません。
それぞれに「スポーツを楽しみたい」「人と関わりたい」という思いがあります。
ボッチャのようにルールがやさしく、誰でも挑戦できるスポーツが広がることは、地域の笑顔を増やし、共生社会の実現に近づく第一歩になります。
まずは関心を寄せることから。それがインクルーシブな未来をつくる小さな一歩です。

あとがき

ライターのあおやんです。
最後まで読んでくださってありがとうございます。

今回の取材を通して、障がいを持つ方の人口に対する割合の多さやスポーツ教室での機会の提供
同級生同士の再会などを学び、障がい者向けのスポーツの重要性を肌で感じることができました。

※ChatGPTにサポートしてもらい記事を製作しました。

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